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「美容外科の業界」

私はいつも美容外科という業界の世間からのイメージがどのようなものかを考え、そして当院のスタッフに伝えております。
ニュースなどをみていても何かと不祥事も多く、世間様からのイメージはクリアなイメージではないかと思います。
他人のせいにしてしまいますが、これは日本を代表する大きな美容外科グループの自覚の足りなさなのではないかと思う。
企業であるので、利益を出さなくてはいけないのは分かるのですが、あくまで医療行為であるという事を忘れてしまい、モラルに欠けた利益追求が、様々な形で、世間にそういったイメージを与えているのではないかと思います。
①利益追求のあまり、剥離多売で医療の質がどんどん下がって行く事。
②行なっている手術が生書にある正しい手術ではなく、簡略化された誰にでも簡単に覚えられる手術で分院を展開するあまり、医師としての正しい教育がなされていない事。
医療の質がどんどん下がり、術後のトラブル症例や効果がでないなどというトラブルが後をたたない為、世間からのイメージも悪くなっていきます。
③売上げのノルマがあったり給料が歩合性であるがゆえ、お金の事しか考えられない医師が集まって育って行く事。
又こういった医師達が開業していく事で、業界自体の質が落ちていく事。
以前に大手の医師とも何人か会いお話をした事もあるのですが、本当にひどいと思ってしまいました。自分は月に幾ら売り上げているとか給与の話などがほとんどで、医療的な話はほとんどないのです。これは、その医師に問題があるというより、働いてきた病院の売上げ主義という体質に問題があり、知らぬ間に、そのような考え方が当たり前になってしまっているのです。
根源を言えば、一部の大手美容外科の無責任な行動がこのような状況をつくりだしているのです。
このような流れは、美容外科業界ならず、どの業界にも共通している事ですが、私達のおこなう仕事は医療であり、その医療であるというモラルを決して外してしまってはいけないと常日頃から考えております。
※すべての大手美容外科が上記のようであるかというと、そうではなく真面目に行なっているクリニックもありますので、そのようなな美容外科様に対しては誤解が内容に追記させて頂きます。

当院ではスタッフにこう伝えております。
世間からのイメージは、よくない印象をもたれている方もすくなくはない。
だからこそ、そういった自覚は必要で、私達は世間様に恥じない行為をする様に気をつけていかなくてはいけないのだと。
美容外科という医療は多くの方から必要とされています。しかし使い方を間違えれば人様の弱みに付けこんでお金儲けをするという悪質な業種にもなりやすい。
私達が、自分達の子供や友人、親、兄弟に自分達のしている仕事を堂々と胸をはれるようにするためにも、医療人として恥じない行為をしなくてはいけない。
私達のつちかって来たものを、利益追求に使うのではなく、患者様の支えになれる様な医療にいかす為に、皆で努力して行こうと。
又、世間からのイメージのもと、ちょっとした、無責任な行動自体でも、誤解を受け易いので、そういった自覚のもと人一倍気をつけて行かなくてはいけないのです。
そういった自覚を強くもって、医療行為に当たることで、世間様からの悪いイメージが払拭出来た時には、反対に大きく評価も得られるのだと思います。

病院とは英語でhospitalと書きます。
ホスピタリティ-という言葉は日本語で奉仕の意味ですが、病院というものは奉仕の精神を決して欠かす事は出来ないのではないかと思います。
美容外科といえど、このホスピタリティ-の精神を欠かすことなく、日々の診療に当たる事で、世間様からの悪いイメージを乗り越え、世間様に堂々と胸をはれる仕事に従事していけるのだと思うのです。
そういう日々の積み重ねで、世間様からの信用が積み重なった時、我々は本当の充実感を得られるのではないかと思っております。